働き蜂が産卵を、、、
デュランタ宝塚、、、今年も咲いた。
宝塚歌劇のシンボルカラーは紫 その宝塚にちなんでついた名前
今日は蜜蜂の内検
クロガネモチの蜜に続いてアカメガシワの蜜も入りかけてるのでは、、、
ほぼ50%が蜜蓋で覆われている。
ところが、、ところが、初夏の蜂蜜は90~100%蜜蓋をしてないと、糖度が78%以上にならない。
毎年の、経験からの基準
春の蜂蜜は 10%くらいで糖度80%を越える。
蜜柑の蜂蜜では 30~40%で糖度80%
しかるに初夏の蜂蜜、クロガネモチとアカメガシワでは80%~100%で79%
夏のカラス山椒の蜂蜜でも100%の全面蜜蓋で、やっと糖度79%
ただ、一昨年だったか、、、初夏の蜂蜜も真夏のはちみつでも、流蜜期を終えて、なお1週間以上放置しておくと、糖度が79%アップになるという現象を発見
今年も、初夏の蜂蜜が採れますように!
今日の内検は、少々疲れました。
3段継ぎ箱の大きな群れ、、
二段目と一段目の巣脾、、、雄蜂の有蓋蜂児で覆われている。
どれも、これも、、、
働き蜂産卵が起こったのである。
働き蜂は、女王蜂と同じ雌蜂であるが、女王蜂の発するフェロモンによって、自分が雌蜂であることを忘れている。
ところが、女王蜂の不在が3~4週間くらいに生ると、フェロモンの呪縛が解けて、自分が雌蜂であることに気づく。
すると、呪縛の解けた働き蜂が、一斉に産卵を開始、、、
しかし、無精卵なので、すべて雄蜂
これで、このファミリーは全滅となる。
しかし、産まれた大量の雄蜂は、どこかの巣から飛び立った新しい処女王を追いかけて、無事交尾に成功すれば、全滅したファミリーのDNA遺伝子を継承することが出来る。
驚くべき種の保存の仕組みではないか!
それで、この働き蜂産卵の起きた群れ、、、、どうするか?
人の来ない遠い山の中に巣箱を運び、巣脾枠を振るって、蜂を落として、店じまい。
その蜂たちはどうなるの?
どうなるのだろうか?
蜂場の側でやると、働き蜂が元の巣箱のあったところへ帰ってきて、両隣の巣箱に入る。
そこで喧嘩が起こって、最悪、両隣の群れの女王蜂が殺されるという悲劇も起こる。
従って、3km以上離れたところで店じまいをするのが良い。
しかし、一週間前の内検では、この巣箱には、ちゃんと、最近更新した新しい女王蜂がいて産卵してたのである。
産卵の状態に特に異常は無かったのだが、、、
それが、何故????
働き蜂を呪縛する女王蜂の発するフェロモンが弱かったのか、、、、?
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こんばんは。
先日、我が家の庭に分蜂したミツバチの群れが飛来しました。話には聞いていましたが、裏にはそんな複雑な事情があるのですね。興味深く読ませていただきました。
投稿: gerogero | 2021年6月 9日 (水) 00時20分
gerogeroさま
蜜蜂の世界は、不思議で驚くことばかりです。
しかし、かれらの すべての行動は、ファミリーの存続、種の保存のためなんです。
投稿: ナベショー | 2021年6月 9日 (水) 20時38分