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2021年9月13日 (月)

サクラタデ(桜蓼)の花

「初夏のはちみつ」は、売り切れました。

今年最後、、珍しいカラス山椒の「真夏のはちみつ」発売中

独特の風味、濃厚な甘味、かすかな苦み、野性的な大人のはちみつ

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サクラタデ(桜蓼)

タデの中で、もっとも美しく、花も大きい!

といっても、小さな花なので、写真のピントが合わず、すこしぼけてしまった。

野で、この花の群生を見つけたときは、嬉しくなる。

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今日は、週一の蜜蜂の内検

秋になり、気温も下がり、涼しくなって、蜜蜂は元気!

女王蜂の産卵が増えてきた。

真夏の暑さ対策の天津すだれを取り除き、蜂場がすっきりした。

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9月に入ると、お茶の花が咲き始めた。

荒れた茶園の茶樹は、たくさんの花が咲く、、、、

実は養蜂にとってお茶の花は悩みの種、、

お茶の花の花粉と蜜には、苦い成分のカテキンがたくさん含まれている。

このカテキンが、蜜蜂の幼虫にとっては猛毒。

お茶の花が咲き始めると、お茶の花蜜と花粉を食べた蜜蜂の幼虫が死に始める。

毎年、秋になり、10月の第一週が来ると、決まったように幼虫が死んで腐ってしまう現象が始まる、、、原因がわからない。

静岡の養蜂の先輩に聞くと、お茶の花が蜂に悪いので、、、と言う。

ながらく、養蜂を初めて10年くらい悩んで、解決のための試行錯誤を繰り返した。

そして、ついに、カテキンの分子を包み込む大環状包接化合物であるシクロデキストリンの水溶液を巣箱の蜜蜂の幼虫に噴霧することにより、幼虫が死ぬのを防止出来ることを見いだした。

以来、秋になるとやって来たストレス、悩みの種は無くなった。

専門分野の有機高分子化学の知識が養蜂においても、役に立ったのである。

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シクロデキストリンは、デンプンから作られるオリゴ糖、、サプリメントとしてもよく知られている。

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今夕は、妻が豚のスペアーリブの照り焼きを、、

しっかり、甘い醤油タレにつけ込んで、電子オーブンレンジで焼いたもの、、、

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ズッキーニを柔らかく煮たのをミキサーでドロドロにしたの、、、

ブイヨンと塩、牛乳などで味付け、、、、

ズッキーニがたくさん収穫出来るので、定番料理になった。

とても美味しい!

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コメント

シクロデキストリンの効果の発見すごい。みんな知っているのかな。シクロデキストリンはカナダ時代猛烈にやって頭から入ったのとしっぽから入ったのが分光学的に分離できました。唯一自慢の仕事ですが研究費には全然結びつかずでした。どういうシクロデキストリンを使ってますか。OHを全部メトキシ化したのがよく使われてるようですね。
古武

シクロデキストリン!凄い発見ですね!
patentは取ったのですか?

Yashさん
僕が使ってるのは、ドラックストアーで販売されている小林製薬のイージーファイバー(お通じの改善に役立つ植物繊維、難消化性デキストリン)です。元々、花王から発売されてる高濃度カテキンを含む健康緑茶飲料のヘルシアが、カテキンの苦みを抑える為に、シクロデキストリンを添加していることがヒントでした。
多分 OHはメトキシ化してないと思います。
養蜂でのシクロデキストリンの効果、、、多分、知られて無いと思います。
養蜂で困ってる静岡の養蜂家には、教えてあげましたが、、、

s-ishiiさま
たしかに凄い発見でしょうね。
patentはとってません。
patent化するより、多くの困ってる養蜂家に普及させることが良いと思います。

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